健康

喘息患者はコロナにかかりにくい?

こんにちは!

カラダの治療家 みかみ ひさしです!

今日は今流行真っ最中のコロナウイルスに関する文献をお伝えしていきます!

最近、糖尿病や慢性閉塞性肺疾患(COPD)に罹患している人は、コロナウイルスで重症化しやすい傾向にあると耳にしたことのある方も多いかと思います。

ですが、間違った情報も数多く出回っているのが現状です。

出ている情報を鵜呑みにしてしまうと、その誤った情報を他人に伝え、またその人が違う人に。。。と言うようにどんどん広がっていきます。

そのようなことが無いように私もメディアの情報を鵜呑みにせず、最新の情報を論文などから得て、確実なものだけを患者さんにもお伝えするように心がけています。

最新の情報というのは、どんどん更新されていくものなので、自分から取りにいくことが大事だと考えています。

研究内容

喘息患者と健常者のどちらが新型コロナウイルスに感染しにくいかを検証する3つの方法

・2つの集団にウイルスを曝露させて何人発症するかを見る
→最も確実な方法だが、倫理的に不可能

・家族単位で喘息の有無により新型コロナウイルスの感染率が異なるかを比較する
→今、米国国立衛生研究所(NIH)で研究が始まっている

・新型コロナウイルス感染者と一般集団における喘息有病率(基礎疾患保有率)の比較
今回行った方法 喘息の発症頻度は性別や年齢で異なるため、有病率を厳密に比べるならば年齢層などを考慮した調整はできていない。

結果

世界3カ国(中国、米国、メキシコ)8地域から報告された合計1万7485人のCOVID-19患者のうち、喘息を合併している人は5.27%だったのに対し、当該国の一般集団における喘息有病率は7.95%で、喘息を基礎疾患に持つ人の割合は一般集団に比べてCOVID-19患者集団の方が有意に少ないこと(p<0.0001)が分かった

一般の喘息を持っている人と比べて、コロナに罹患している人の方が喘息の割合が少ないことが分かりました。

中国と米国の2つの研究を検討したところ、合計2199人(軽症者1193人、重症者1006人)のCOVID-19患者のうち、COPDと糖尿病を基礎疾患に持つ患者の割合は重症者に有意に多かったのに対し、喘息を基礎疾患に持つ患者の割合は軽症者と重症者で差がないことが分かりました(表1)。つまり喘息の存在は、COVID-19の重症化とは相関していないと考えられます。

COPD・糖尿病は重症患者が多かったのに対して、喘息では軽症者と重症者で差がみられませんでした。

ですので、喘息を持っていることが重症化しやすい原因とはならないことが分かりました。

*注意点

1つ注意点は、喘息の症状が悪化することは考えられるということです。

コロナにかかったことによって通常の風邪と同じように、咳がひどくなる場合はあります。

ぜひ参考にしてみてください!

引用元

https://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/report/t344/202007/566211.html

文献

1)  Matsumoto K, Saito H. Does asthma affect morbidity or severity of Covid-19? J Allergy Clin Immunol 2020 In Press. doi: 10.1016/j.jaci.2020.05.017
2) Kimura H, Francisco D, Conway M, Martinez FD, Vercelli D, Billheimer D, et al. Type 2 inflammation modulates ACE2 and TMPRSS2, mediators of SARS-CoV-2 Entry and Fusion, in Airway Epithelial Cells. J Allergy Clin Immunol 2020 In Press. doi: 10.1016/j.jaci.2020.05.004
3) Patel AB, Verma A. Nasal ACE2 Levels and COVID-19 in Children. JAMA. 2020 In Press. doi: 10.1001/jama.2020.8946

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