
運動を継続させる鍵はストレス!?
こんにちは!
カラダの治療家 みかみ ひさしです!
今日は「運動を継続させる鍵はストレス!?」と言うことで、運動習慣の違いによるストレスへの影響を調べた研究をお伝えしていきます!
有酸素運動などの運動は血圧、心拍数の上昇、呼吸数の増加などエネルギー代謝や循環を促進させ生活習慣病の予防に効果がある事は今や当たり前となっています。
適度な運動量を確保することで気力や活力の改善、ポジティブな感情を高めることもわかっています。
ですが、激しい運動を行いすぎると食欲がなくなったり、睡眠障害などを引き起こすともされています。
では運動量を決める基準は何なのでしょうか?
それは強度、時間、頻度の3つの要素で構成されます。
運動習慣のない人は習慣的に適度な運動量を確保できていない場合が多いと思います。
ですので今回の研究では運動とストレスの関係性を検証するために、その中の構成要素である、運動時間とストレスに着目しました。
運動習慣のない人は運動そのものに対してストレスを感じ、ストレスが少ない状態であれば習慣的に適度な運動を行えるのではないかと考えました。
今回は10分からでも効果がある、有酸素運動において強度は同じで、運動時間を少なくした状態の場合ストレスに変化が生じるかを調べました。
研究内容
運動習慣のない成人20名(男性10名、女性10名)を対象としました。
運動習慣がある人は対象から除外しました。
ここで言う運動習慣とは、厚生労働省-健康日本21の指針である、「週2回以上、1回10分以上、1年以上運動しているもの」と言う基準に準じたものです。
エルゴメーター(エアロバイク)を使用し、運動強度を最大心拍の60%として10分間のウォーミングアップを行いました。
ウォーミングアップ中はエルゴメーターはフリートレーニングモードに設定し、ワット数は10ワットから段階的に上げていきました。
その後、運動強度は最大心拍の60% (中等度負荷)に保った状態で30分間実施しました。
また、ウォーミングアップ後、10分後、20分後、30分後の唾液を採取し測定しました。
結果
ウォーミングアップ時を基準としたストレス値は運動開始10分後は減少しましたが、20分後、30分後につれて増加が見られました。
ですが、20分後ではウォーミングアップの基準を始めとした時に1.04の数値に増加していたため、ほとんどウォーミングアップ時と変わらないストレス状態であることがわかりました。
30分後になると、1.67と言う数値が出たため今回の研究では30分以上の運動になるとストレスがかかりやすい状態になっていました。
ですので、運動習慣のない人が運動をこれから行っていく場合、ウォーミングアップを含め20分ほどの運動時間がストレスが最も少なく、継続しやすいと思われます。
これから運動を始めてみようと思っている方は15分からのパーソナルトレーニングも可能ですのでぜひ始めてみましょう!!