【データを基にした】冷え症になる人・ならない人の違い

こんにちは! カラダの治療家 みかみ ひさしです! 今日から3日間、夏場のクーラで冷えに悩まされる方や、冬場に冷えてしまう方に役立つ情報をデータを基にお伝えしていきます! Contents冷え症で悩まされている人の多さ原因内容【結論】冷え症群は安静時の交感神経活動が高かった 冷え症で悩まされている人の多さ 女性の多くが冷えや冷えに伴う不眠、肩こり、便秘などに悩まされていることが分かっています。 その割合は52%にもなり、更年期以降は40%以上、55歳以降では50%以上に冷えの自覚があるというデータもあります。 また、女性に冷え性の自覚症状は多くみられ、男性の2.8倍もみられます。 原因 ・血管障害などの血管の狭窄・自律神経の乱れ・女性ホルモンのバランス異常・ストレス・ダイエット・関節の捻れ これらの原因があると言われています。 一番上の血管障害での冷えというのは少ないかと思いますが、それ以外のものは何かしら当てはまる方が多いかと思います。 高齢者の場合はこれらに加えて、 ・血管の硬さ・基礎代謝の低下・筋肉量の減少 が原因として多くみられます。 その中でも多くは自律神経の乱れが原因いうデータもあります。 内容 女性20人を対象とし、 ・冷え症の自覚症状+問診で冷え症と判定(冷え症群)・冷え症の自覚症状なし+問診で冷え症でないと判定(非冷え症群) この2グループに分けて調査しました。 同じ条件の環境下で心拍数、血圧、体温、血流量などを比較しました。 【結論】冷え症群は安静時の交感神経活動が高かった 交感神経というと、人間が活動する時に上がる神経です。 副交感神経とのバランスが大事で、バランスが崩れると、寝つきが悪くなったり、疲れが取れにくくなってきたりします。 今回の実験では冷え症群は心拍数、交感神経を表す指標が高く、 血流量、手の甲、足の親指は低いというデータがみられました。 これらの事から、この交感神経優位を改善し、安静時でも副交感神経が優位になるように日常生活から変えていくことが重要だと考えられます。 明日はこの冷え症を改善する自律神経の整え方をお伝えしていきます! 論文 冷え症の生理学的メカニズムについて ―循環動態および自律神経活動指標による評価― 尾形 優 1)  金子健太郎 2)  後藤慶太 2) 河野かおり 3) 山本真千子 2,4)