
死亡率が増加する睡眠方法
こんにちは!
カラダの治療家 みかみ ひさしです!
今日は睡眠の取り方によって死亡率が高くなるという研究をお伝えしていきます!
研究の内容だけ見ると有益ではないと思うかもしれませんが、逆にいうとこの睡眠方法を避けることで長生き出来る可能性があるということです!
睡眠の分類
レム睡眠
身体は休まっているけど、脳は起きている状態になります。
いわゆる浅い睡眠になります。
夢を見るのがい多いのもレム睡眠の時になります。
ノンレム睡眠
ノンレム睡眠はレム睡眠の逆で、深い睡眠になります。
N1〜N4まで分かれていて、N4が最も深い睡眠となります。
N1、2が睡眠時間の50〜60%を占めます。
記憶の定着や脳の回復もこのノンレム睡眠の時に行われます。
睡眠のメカニズム
寝始めて45〜60分以内にノンレム睡眠でN1〜3になり、1〜2時間かけてレム睡眠になっていきます。
その後、約90分の周期で繰り返されていきます。
研究内容
・Outcomes of Sleep Disorders in Older Men(MrOS)Sleep Study
→骨粗鬆症と骨折を調べるために、米国の6施設で市中在住の65歳以上の男性 5994人を組み入れ、長期にわたって追跡した観察研究
・Wisconsin Sleep Cohort(WSC)
→得られた知見の一貫性を確認し、一般化できるかどうかを検討
1988年から現在まで続いている住民ベースの研究
この2種類の研究を組み合わせて検証しました。
MrOS
平均年齢は76.3歳で、睡眠データがあり、生存状況を確認できたのは2675人でした。
レム睡眠の長さは平均で69.7分、睡眠時間に占めるレム睡眠の割合は0~43.9%、平均は19.2%(69.7分)となりました。
WSC
平均年齢は51.5歳で、1386人を対象としました。
レム睡眠の長さは平均で67.8分、睡眠時間に占めるレム睡眠の割合は0~43.0%、平均値は17.6%となりました。
【結果】レム睡眠が減少すると死亡リスクが上がる
レム睡眠の割合が5%減少当たりの総死亡率の増加は13%になりました。
レム睡眠の割合が15%未満の人は、総死亡、心血管死亡、癌死亡、他の死因による死亡のリスクが高くなることが分かりました。
これをどう解決するか
レム睡眠は最初にお話ししたように、浅い睡眠で90分ごとに起こるものです。
なので、レム睡眠を取れないというのは不眠症で全然寝れないなどの場合にみられます。
それよりはノンレム睡眠をしっかり取れるように睡眠前の環境を整えましょう。
こちらに睡眠の質を上げる方法を載せておりますのでご覧ください!
ぜひお試しください!
論文
Association of Rapid Eye Movement Sleep With Mortality in Middle-aged and Older Adults
Eileen B. Leary, PhD, RPSGT1; Kathleen T. Watson, MS1; Sonia Ancoli-Israel, PhD2; et al