
砂糖たっぷりのジュースを飲み続けると○○のリスクが上がる!!
こんにちは!
カラダの治療家 みかみ ひさしです!
今日は砂糖たっぷりのジュースを飲み続けると起こりやすくなる病気を論文んを基に解説していきます!
ここでは皆さんも想像のつくような糖尿病などのお話をするつもりはありません!
砂糖たっぷりと言っても砂糖水ではなく、皆さんが普段からとっている炭酸飲料やフルーツジュースなども含まれてきます!
研究内容
2009年〜2017年に癌を発症したことのない【 10万1257人(女性7万9724人(78.7%)、男性2万1533人(21.3%)】を最初の2年間の食事調査のデータに基づいて各個人の加糖飲料の消費量を調査しました。
食事のデータは6カ月ごとに調査し、ランダムに選んだ平日の2日と週末の1日、合計3日間の食事内容を回答してもらいました。
飲み物については97種類の加糖飲料(100%フルーツジュースを含む)と、12種類の人工甘味料を使用した飲料を対象にして、どれくらい飲んでいるかを回答してもらいました。
主要評価項目
・あらゆる癌
この研究の対象地域に多い癌である、
・乳癌
・前立腺癌
・大腸癌
の発症と加糖飲料の消費量の関係を調査しました。
加糖飲料の摂取量
加糖飲料全体に占める割合は、100%フルーツジュースが45%、その他の加糖飲料が36%、人工甘味料入り飲料が19%という結果になりました。
全体の1日当たりの加糖飲料消費量の平均は92.9mLで、
100%フルーツジュースの消費量の平均は55.8mL、
人工甘味料含有飲料の消費量はの平均は24.5mLでした。
【結果】癌の発症リスクとの関連性がみられた
中央値5.1年、延べ49万3884人・年の追跡で、2193人が何らかの癌を発症、うち693人が乳癌、291人が前立腺癌、166人が大腸癌だった。診断時の平均年齢は58.5歳だった。
これらのことから、加糖飲料の消費量の多さと、癌のリスクの上昇は関係していたことが明らかになりました。
具体的には、
・加糖飲料と乳癌
・100%ジュースとあらゆる癌
・100%ジュースを除いた加糖飲料とあらゆる癌と乳癌
これらの関係性が大きくみられました。
しかし、興味深いのは、
人工甘味料含有飲料の消費量は、癌のリスク上昇と関連が見られなかった(1.02、0.94-1.10)。
人工甘味料というのは甘い炭酸飲料のカロリー0と表示されている添加物です。
砂糖を入れていない代わりに人工的に甘みをつけたものになります。
ですが、この方が癌の発症率が低い結果となりました。
ぜひ普段、飲み物を買うときに気をつけてみてください!
論文
Sugary drink consumption and risk of cancer: results from NutriNet-Santé prospective cohort
BMJ 2019; 366 doi: https://doi.org/10.1136/bmj.l2408 (Published 10 July 2019)
Cite this as: BMJ 2019;366:l2408
