資格,  鍼灸

鍼灸師ってなに?

こんにちは!

カラダの治療家 みかみ ひさしです!

今日は鍼灸師についてお話ししていきます!

鍼灸師と言われると一般の方は1つの資格と考えている方が多いかと思いますが、実際は、はり師・きゅう師という別々の資格になります。

なので、試験も共通問題はありますが、最後の10問は、はり師・きゅう師の問題が分かれています。

鍼灸師の仕事とは

鍼の施術について
きわめて細いステンレス製の鍼(長さ約40mm~80mm、太さ直径0.17mm~0.33mm)を経穴(ツボ)に刺入します。刺入方法は、主に管鍼法と言って円形の金属或いは合成樹脂製の筒を用いて無痛で刺入します。なお、一部では、中国で行われている方法として筒を使わずに鍼を親指と示指でつまみ刺入する方法も行われています。経穴(ツボ)に刺入した鍼は一定の刺激(鍼を上下したり回旋、振動させたりします。)を加え直ぐに抜く方法と10~15分間置いておく場合があります。また、刺入した鍼に、微弱な低周波パルス通電をする場合もあり痛みや筋肉のこり、血液循環の促進に効果があります。
その他、刺入せずに皮膚に接触させたり押圧させたする方法もあり、小児鍼として乳幼児の夜尿症,夜泣きなどに効果があります。
なお、鍼の消毒は、現在では、オートクレーブと云う高温高圧式滅菌装置や化学的な方法で安全を期していますし、一回限りで使い捨てのディスポ鍼の急速な普及により感染症の心配は有りませんので安心です。

灸の施術について
艾(もぐさ)を用いて経穴(ツボ)に熱刺激を加える方法で一般的に「やいと、お灸」と言われております。その方法は、艾を直接皮膚上に乗せて着火させる直接灸と艾と皮膚の間を空けて行う間接灸とに大別されます。
直接灸の艾の大きさは糸状,米粒大の細いものから小指大のものまでありますが現在では、あまり熱い刺激を好む人は少なくなりました。施灸後は、皮膚に水泡が出来たり灸痕が残りますので予めご承知置き下さい。
間接灸は、艾と皮膚の間に空間を作ったり、味噌、薄く切った生姜・にんにくなどの熱の緩衝材を入れて温和な熱さにしておりますので気持ちの良いものです。
その他に、刺入した鍼の頭(先端)にそら豆大の艾を取り付けて点火する灸頭鍼と云う方法や、熱の刺激源を遠赤外線やレーザーとする科学的な試みも実用化されています。施灸や温灸は、ご自宅でも出来ますので、鍼灸師に指示を受けて下さい。

https://www.harikyu.or.jp/general/how.html より引用



鍼灸師会のホームページにはこのように書いてあります。



このようなやり方ではり師は鍼治療を、きゅう師は灸治療を行うことができます。

鍼灸師の資格はどこで取れるの?


鍼灸師とは、日本の国が認めている国家資格であり、高卒以降に最低でも3年学校に通わないと取得することができません!

その学校は専門学校であったり、大学であったりと様々です。

3年の2月末に行われる国家試験に合格することによって資格が取得できます。

はり師・きゅう師と2つ資格があるので、必ずしも両方合格、不合格にはならず、片方だけ受かったりする場合もあります。

ですが、それ以前に学校での座学の試験や実技の試験を合格しなければ国家資格を受ける権利さえもらえません…。



鍼灸治療は保険が使えるの?

次の病気については鍼灸が健康保険でうけられます。

神経痛…例えば坐骨神経痛など。
リウマチ…慢性で各関節が腫れて痛むもの。
腰痛症…慢性の腰痛。
五十肩…肩の関節が痛く腕が挙がらないもの。
頚腕症候群…頚から肩、腕にかけてシビレ痛むもの。
頚椎捻挫後遺症…むち打ち症などの後遺症。
その他これらに類似する疾患など。

https://www.harikyu.or.jp/general/insurance.html より引用


これらの6つの疾患に当てはまるようであれば保険適用になりますが、いきなり鍼灸院に行って保険適用になることはありません。

ではどうするかというと、

患者さんの保険取り扱い手続きは次の手順で行って下さい

1.先ず、これからかかろうとする鍼灸院にお問い合わせ下さい。
2.その鍼灸院へ「同意書」と云う用紙をもらいに行って下さい。
3.同意書を、日頃治療を受けておられる医院、病院等に持参されて必要事項を記入して戴いてください。なお、同意書の代わりに、病名、症状及び発病年月日が明記され鍼灸の治療が適当であると判断できる診断書でも結構です。
4.記入済みの同意書、保険証とを鍼灸院に持参して頂ければその後の手続きは、鍼灸院で行います。
5.月ごとに鍼灸院では保険の書類(療養費支給申請書)を作成しますので、内容を確認して、押印または署名をお願い致します。

https://www.harikyu.or.jp/general/insurance.html より引用


このような手順で行います。

ですが、医院・病院を受診しても必ず同意書を書いてもらえるとは限りません。

現在、岡山県内ではほとんど書いてもらえないのが現状です。。。


鍼灸師の就職先は?


鍼灸師の就職先の多くは、治療院(鍼灸院・鍼灸整骨院)などになります。

また、鍼灸治療を積極的に行っている病院などでも働けることがあります。

スポーツトレーナーに関しては、鍼が打てれば強いですが、灸のみだと厳しいのが現状です。

いきなり卒業してトレーナーとして雇ってもらえるところは少なく、学生のうちから繋がりを作っておくことが重要になってきます。



これから鍼灸師の資格を取りに行こうか迷っている方や、転職をお考えの方の参考になれば幸いです!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です