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牛乳と健康に関する研究

こんにちは!

カラダの治療家  みかみ ひさしです!

今日は昔から給食でも出る牛乳についての研究をお伝えしていきます!

牛乳というと体に良くて、子供の頃には毎日飲みなさいと言われた方も多いのではないでしょうか?

ちなみに、みかみは中学生の頃、野球部に所属していました。

その時、今は引退している当時ソフトバンクホークスだった、(多分)
城島選手(ダイエー→ソフトバンク→マリナーズ→阪神)が小学生の頃に毎日牛乳を1リットル飲んでいた話を野球部の顧問の先生から聞きました。

みかみ は意地になってお腹を壊しているのにも関わらず、200mlの牛乳瓶を5本開けようと飲みまくっていましたが、顧問の先生に本気で止められた思い出があります(笑)

果たして、牛乳は本当に体にいいのでしょうか?


骨折

これまで牛乳を飲んでカルシウムを摂ると骨が丈夫になって骨折しにくくなると言われてきました。

ですが全体的に論文を見渡すと、乳製品の摂取によって股関節の骨折リスクは低下しないと言われています。

むしろ、乳製品を摂取する国の方が股関節の骨折が多かったデータもありますが、これはビタミンDや人種などの関連もあるため、一概には言えないデータになります。

体重と肥満

普通の牛乳と低脂肪乳での比較ですが、低脂肪乳を摂取することによって体重をコントロールしやすくなる研究は今時点ではありません。

ヨーグルトは腸内環境を整え、肥満を防ぐ可能性も考えられますが、ヨーグルトを普段から摂取する人は健康的な生活を送っている可能性が高いので、一概には言えないデータになります。

血圧、心血管疾患

他の食品と牛乳を比較した研究では、牛乳と同じ量の赤身肉、魚、ナッツを摂取したところ、赤身肉よりは疾患リスクは減少しました。

しかし、魚、ナッツとの比較では疾患リスクの上昇が認められたというデータもありました。

糖尿病

いくつかの研究では牛乳の摂取は2型糖尿病のリスクを軽減させると言われているものもありますが、コーヒーに置き換えた方がリスクを減少させることができます。


乳癌、前立腺癌、子宮体癌、卵巣癌に対するリスクが上昇したという研究もありますが、大腸癌のリスクとの関係はみられませんでした。



アレルギー

乳児では最大4%が牛乳アレルギーを発症すると言われています。

牛乳不耐性の小児に豆乳を飲ませると症状が軽減したという研究や、小児期を過ぎても牛乳は喘息や他の関連疾患の増悪に関係するという研究がされています。

総死亡

高脂肪乳の摂取は総死亡リスクの上昇との関連がみられ、低脂肪乳とチーズには関連性がみられませんでした。

他のタンパク質と比較したところ、乳製品は加工肉や卵よりも総死亡リスクが低く、加工されていない赤身肉、鶏肉、魚とは差がみられず、植物タンパク質よりも死亡率が高いことが分かりました。

このように意外と体へのデメリットもあることが分かりました。

今まで牛乳を摂取していた人は、豆乳や他の乳製品(ヨーグルト、チーズなど)に変えると良いかもしれません。

論文

Milk and Health
List of authors.
Walter C. Willett, M.D., Dr.P.H., and David S. Ludwig, M.D., Ph.D.

https://www.nejm.org/doi/10.1056/NEJMra1903547

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